2011年11月にフィンランドに旅行をしてきました。
その記録を記します。自分の記憶のため、友人たちへの土産話のため、そしてこれから旅行をされる方への参考のためです。
まずは、第1回目。旅行概要とフィンランドについて書き、この後何回かに分けて話題をいくつか掘り下げたいと思います。
・旅行の目的:オーロラを見る。北欧デザインを建築を主体に見る。サンタの故郷を訪ねてみる。
家族みんなが北欧の家具や食器をはじめとするデザインが好きです。娘は更にF1ドライバーのフィンランド人キミ・ライコネンのファンです。それから妻、娘ともムーミンが大好き。家族的に行きたい国の上位にありました。今回娘の大学休みを利用して、旅行代金の安いこの時期を狙ったものです。晩秋なので、オーロラ体験が目的に急浮上しました。
・メンバー:家族3人 妻、娘(大学一年生)そして小生
旅行代理店主催のツアーは、航空機、現地ホテルそして空港~市内バスをセットしているのみ。当然添乗員は無し。ツアー参加者も我々だけだったようで、3人だけでずっと過ごしました。海外旅行はこのパターンが多いです。目的地では自分で行先を決めて交通手段やスケジュールを含め自主的に動きます。そうしないと、見ている物が何かわからないままに過ぎてしまうからです。市内の移動は徒歩、路線バス、トラム等の公共交通が主体。一回バスの時間が合わずタクシーに乗りました。フィンランドはほぼ英語が通じるのでこれで大丈夫。
この太陽の高さで、ほぼ正午です。
ロヴァニエミにて
・フィンランドについておさらい
(国土)の面積は、33万㎢。 これは世界第65位の大きさ。ちなみに日本は38万㎢で第62位。つまりほぼ同じ。一方人口は、フィンランド全国でわずか530万人! 日本は12,800万人です! 24倍ですね。つまり日本は24倍過密だということ。ちなみに北海道の人口は550万人、横浜市の人口は370万人ほどです。それを考えると世界への影響力の大きい国です。地理的には隣接する国としては、西がスウェーデン、北がノルウェー、東がロシア、海を挟んで南の対岸がエストニア。海に多くを囲まれています。スウェーデンとの間の西側がボスニア湾、南はフィンランド湾、南西はバルト海。ヨーロッパを経由してボスニア湾の方まで暖流が流れてきているとかで、緯度の割には暖かい気候です。下の地図の緯度に平行する点線が北極圏の境の線北極線(Arctic Circle)です。北極圏になると、冬至では全く日が昇らず反対に夏至では日没が無いというエリアです。
他の国と見ても位置的にはだいぶ北ですよね。下の赤い線がArctic Circleです。
(歴史的)には独立したのは1917年と新しく、それまではスウェーデンやロシアに統治されていました。そのせいかヨーロッパにしては古い建物は少なく(古都もありますが)近代、現代建築が多いです。
(首都)はヘルシンキ。国の南端で港町です。上の地図の赤い点がそうです。人口59万人。周辺の地域を合わせて100万人程度が住んでいます。ちなみに私の住んでいる東京都大田区で約70万人です。
(岩盤の町)ヘルシンキ空港から市内に入るハイウェーから市近郊の林の様子を見ると、ヘルシンキの周辺の大地は岩です。とても固そうです。おそらくそのせいで地下鉄は一系統しかありませんし、建物に地下があまりありません。もちろん土地を広く使えるというのもあるでしょうが、地盤の固さが影響していると思われます。この岩を利用した(大地をくりぬいたのです!)教会建築が街の中心部にあり、それは別の投稿に記します。
テンペリアウキウオ教会
(ラッピ州)国土の北側はラップランド(フィンランドではラッピ州)その首都がロヴァニエミです。ラップランドというのはノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアに跨ったエリアのことで、民族的にサーミ人が住んでいるところです。その中でフィンランドのラッピ州はほぼ全域的に北極圏の中に位置し、低い高原と多くの湿地でできています。樹齢はあるのでしょうが、その割に幹が細く低い針葉樹の林が延々と大地を覆っています。植物にも厳しい気候なのでしょう。それとダケカンバ風な樹木も多かったです。ロヴァニエミは人口6万人。州の首都ということもあり、教員、医者や公務員、管理者等が多いようです。ヨーロッパでも一番広い市の一つとのこと。文化レベルは髙いし、物流が良いのか品物がとても豊富。でも物価は高いです。フィンランド全般に物価は高い。
ロヴァニエミ スーパーの魚売り場 やはり鮭が豊富
品揃えはとても豊富
ショッピングモールの風景
(通貨)はユーロ。書いたように物価は結構高いです。2011年は夏からユーロ危機で円高が進み、両替したときのレートは103円/1ユーロほどでした。ほぼ100円と考えて計算はしやすかったです。
(言語)はフィンランド語、スウェーデン語(大体併記)ですが、ほとんどの人が英語を話します。ロヴァニエミのバス停でおばさんに物を聞いたときに通じなかったくらい(でも、2人で笑っちゃいました)で、その他は英語で大丈夫でした。サンタ村にいたサンタは日本語しゃべってた。
(経済)フィンランドの産業としては、ノキアに代表されるハイテク企業、イッタラ、アラビア等の食器、マリメッコ、アーリッカ等の服飾関係などなど、高付加価値商品を世界中に供給して外貨を稼いでいますね。またヘルシンキをハブ空港とするフィンランド航空は特にアジア向けに力を入れています。日本・韓国等の東アジアから地球の球体上でみるとヘルシンキはもっとも近いヨーロッパとも言え(成田↔ヘルシンキ:10時間)ここを拠点にヨーロッパ各国の都市にダイレクトに入ることができます。これも外貨を稼ぐ産業でしょう。つまりかなり豊かな国です。
成田にて、A330-300かな? ライトブルーの座席が綺麗
ロヴァニエミ ケミ川に架かるつり橋
(社会)治安は良いです。民族的にはほぼフィン人(自称スオミという)が90%以上という単一民族社会であり、豊かでもあるので安定しているのでしょう。一方で、あまり行動形態というか態度が良くない印象もあります。(特に大都会であるヘルシンキでは)そして体がでかいので、ちょっと威圧感があります。他のヨーロッパの国々では、必ずレディファーストですし、何かにつけ順番を人に譲り、譲られたらお礼を言うという社会的な行動の緩衝剤がありますが、それが少ない印象です。(フィンランドの方すみません)単一民族なので必要ないのかもです。
(喫煙)また、路上でパカパカ煙草を吸う。これはびっくり。サウナで一緒になったオランダ人の若者が「俺は喫煙者だが、フィンランド人の煙草のマナーはひどくねーかい?」と話しかけてきたくらいです。国民性としては恥ずかしがり屋ですかね。フィンランド人のスポーツ選手も笑わずにボソボソ喋るでしょう。
(福祉)そして、これはフィンランドの人から聞いたのですが、社会福祉が充実していて、とびぬけて豊かな人もとびぬけて貧しい人ともとても少なく、国民の多くが中流で暮らしには困らない。そのかわり税金等社会負担が大きい。それでも国民はみんな満足しているよ、とのことでした。逆に言えば努力しなくてもやっていけると思うような若者はなんとなくいそうでした。と書いていて、日本人は外国人にどのような印象を与えているのか不安になりました(汗)
(市内の交通)バスが良く整備されています。ヘルシンキはトラムが発達しています。しかし、バスは乗っていても次の停留所とかあまりわからず、かなり必死で停まっていく停留所名を見たりして現在位置を把握しました。それと、自転車を利用する人が多いです。建物の脇に簡単な自転車置場があって便利そうです。(やっぱり人口密度も日本と違うしなー)凄いのは雪道でもどうもスタッドレスタイヤの自転車ですいすい走っているところです!
自転車置場 公共建物には必須
ロヴァニエミの街中にも、自転車置場 ロヴァニエミ市のシンボルはトナカイ
バスは普通ですよね サンタ村にて
ヘルシンキ市内のトラム 鉄ちゃんははまりそう
一度だけ乗ったタクシーのスカイウィンドーから飛行機雲を見ています。
シトロエンのワゴン快適。女性運転手でした。
タクシーは、ボルボ、メルセデス、BMW等重厚です。もちろんフランス車も
それでは第一回はこれまで。





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